この記事でわかること

訪問入浴の看護師が1日に何をするのか、他の施設と何が違うのかを整理します。はじめて訪問入浴の求人を見た方が、応募前に知っておきたい範囲をまとめました。

制度の根拠や細かい注意点は、記事の後半で扱います。まずは全体像から読んでください。

訪問入浴とは

利用者の自宅に浴槽を持ち込み、入浴を介助するサービスです。看護職員1名と介護職員2名の3人1組で動くのが基本の形になります。

3人のうち、看護師が担当すること

看護師の役割は、入浴の可否を判断することと、入浴中の状態を見ることです。介助そのものは介護職員が中心になります。

  • 入浴前のバイタル測定と、当日の入浴可否の判断
  • 入浴中の全身状態の観察
  • 皮膚の状態確認と、必要に応じた処置
  • 記録と、事業所への報告

1日の流れ

  1. 事業所に集合し、その日の訪問先と留意点を確認する
  2. 車で移動し、1件あたり40〜60分を目安に訪問する
  3. 午前3件・午後3件程度をまわる
  4. 事業所に戻り、記録を仕上げる

他の施設と比べたときの違い

項目

訪問入浴

デイサービス

看護職の人数

1名(自分ひとり)

1〜2名

移動

あり(車で終日)

なし

体力

必要

中程度

医療処置

少ない

少ない

看護職が自分ひとりという点が、訪問入浴のいちばん大きな特徴です。判断を相談できる相手がその場にいないため、迷ったときにどこへ連絡するかを初日に必ず確認してください。

入浴の可否に迷ったら、無理に進めず事業所に連絡する。これは経験年数に関係なく、その日の体制として決まっていることです。

応募前に確認しておきたいこと

求人票で読み取れる範囲は限られます。次の4点は、応募の前か初日の朝に確認しておくと安心です。

  • その日の訪問件数と、担当エリアの範囲
  • 迷ったときの連絡先と、つながる時間帯
  • 記録の方法(紙か、タブレットか)
  • 持ち物(ユニフォーム、シューズ、体温計などの貸与の有無)

詳しくは単発勤務のきほんのカテゴリにまとめています。制度の一次情報は厚生労働省のサイトも参照してください。

まとめ

訪問入浴は、医療処置が少ない一方で、判断をひとりで担う場面がある働き方です。体力面の負担はありますが、1日の流れが決まっているため、初めての単発勤務でも見通しが立てやすい種別でもあります。